2023 首都圏難関高校 高校受験 合格者インタビュー

首都圏難関校である筑波大附属高校、日本最難関の女子高である慶應義塾女子高校に合格した方々の中から4人に集まってもらい、話を聞きしました。

2023年度高校受験で首都圏難関高に合格された方々の中からインタビューに答えてくれる4人の集合写真

皆さん、首都圏難関校、そして水戸一高への合格おめでとうございます。皆さんはもともと水戸一高への進学が第一希望でしたね。実際に4人全員が水戸一高に進学すると聞きしました。まずは水戸一高進学が第一にあった中で、首都圏受験をしようと思った経緯を聞かせください。

インタビューに答えるY.Mくん

僕は水戸一高に行きたいと中学に入ったときからずっと思っていました。でも、水戸アカデミーで勉強するなかで、学力の高い人たちが多くいて、その人たちに追いつきたいと思うようになりました。その中で首都圏受験という選択肢が出てきたので、挑戦できるならやってみたいと思ったことがきっかけです。

インタビューに答えるS.Aくん

僕はもともと水戸一高だけを目指していましたが、中3の2学期になってから首都圏受験を決めました。理由は、中1から早稲アカ特訓クラスで首都圏に対応する授業、テストを受けていたので、勉強していく中で自分の力を試したいと思うようになったからです。

ありがとうございます。もともと水戸一高に進学したいと考えていたけれども、水戸アカデミーの授業を受けていく中で首都圏難関校への挑戦を考えるようになったとのことでしたが、皆さんは1年生から早稲アカ特訓クラスに在籍して勉強してきました。早稲アカ特訓クラスの授業はどうでしたか?

インタビューに答えるY.Mくん

早稲田アカデミーの最上位クラスと同じカリキュラムで、進度も早く、レベルも高く、内容も濃かったです。その分理解が難しいところもありましたが、先生方が様々なアプローチをしてくれていろんな方法や思考力が身に付きました。国語は難易度の高いテキストを通して様々な問題を解き、授業内でもいろいろなことを教えていただいて文章読解力を一段と高いレベルまで持っていくことができました。英語は先生が用意してくださった毎週毎週のテストに向けて勉強することで、勉強の習慣が身に付くだけでなく、弱点の克服もできました。数学は先生のオリジナルプリントが非常に役に立ちました。様々な問題があったので、先生に聞いたり、友だち達と解きあったりして実力を高められました。

インタビューに答えるY.Tさん

国語は記述が難しくても丁寧に解説をしていただいて、一つのことから派生して様々な知識を学ぶことができたので、国語の勉強が楽しかったです。英語は、毎回のテストでクラスのみんなと競い合えるのがモチベーションの維持につながりました。数学は問題を解いて解説を聞くことの繰り返しでしたが、解説を自分なりに理解して先に進みたい自分と合っていました。また、対面で同じ教室で授業を受けられたことが良かったです。オンライン授業を受けたこともありますが、対面でしか得られないものもあるので、水戸アカデミーの教室で勉強できたのが良かったと思います。

インタビューに答えるK.Aさん

国語は、生徒がより楽しんで勉強できるような方法やプリントとかを用意してくださったのでやる気が出ました。英語は毎回のテストの難易度が難しくて、最初は大変でしたが、周りの人と競い合うことで学力を上げることができました。数学は、1つの問題でもいろんな解き方があり、授業内での解説も、自分と説き方が違っていたりして、それらを学ぶことが数学を得意科目にすることにつながりました。どの教科も分かりやすくて、難易度の高い勉強を競いながらできたのが良かったです。学校とは違って、学力がとても高い生徒だけのクラスだったので、自分の立ち位置を確認できたことも良かったと思います。

インタビューに答えるS.Aくん

国語は文法や首都圏難関校の過去問の解説が有難かったです。早稲アカの模試では国語が一番良くできました。数学は先生にいろんな問題を用意していただいて、いろんな難しい問題を経験できただけでなく、分からない問題は授業後に先生に分かるまで質問できたことがうれしかったです。英語は英単語テストや連語テストはクラス全員の点数をホワイトボードに書き出すので、プレッシャーがあり、やる気につながりました。進度が早く、学校で行われる試験の勉強もすでに水戸アカで習っているので、試験勉強が短い時間で済みました。

それでは、首都圏難関校入試に向けた勉強に取り組んでいく中で、大変だったこと、苦労したことにはどのようなことがありましたか?

インタビューに答えるK.Aさん

模試の量が多いことで、結果の上下も多くなり、モチベーションを保つのに苦労しました。テスト直しをどんどんしないといけなくて大変でしたが、たくさんテスト直しをしたことで、次は解けるという気持ちを持つことができました。最初の頃は一喜一憂しすぎていましたが、最後の方は一喜一憂するのではなく、自分の弱点を探すために取り組むことができました。

インタビューに答えるY.Tさん

首都圏最難関校入試と県立入試では取り組む内容が違うので、勉強しなければいけない量が多くて両立するのが大変でした。大変すぎてなぜここまでしなければいけないのかと、やめようと思うこともありましたが、自分が目指しているもののことを考えて勉強しました。また、周りで首都圏入試を受ける人が多くないので、学校とかで首都圏入試の勉強をすることをどう思われているのかと不安に思ってしまい、なかなか勉強できずに苦労しました。

インタビューに答えるS.Aくん

首都圏最難関校の入試問題では、今まで習った知識を応用して答えを導き出すことが必要でした。そのために、数学と英語はいろいろな問題を解く必要があったことが大変でした。また、学校では教わらない古文単語や古典文法を覚えるのも大変だったと思います。

インタビューに答えるY.Mくん

中3の早稲アカ特訓クラスは平日に授業があったので学校の後にそのまま水戸アカデミーで勉強していましたが、塾と学校の両立が大変でした。また、メンタル管理も大変だと感じました。僕の場合、最初は順調だったのですが、秋以降成績が伸びなくなり、スランプになったときのモチベーション維持が辛かったです。

では実際の入試についてお聞きします。3年生になり、1月の県内私立入試を終えていよいよ2月の首都圏入試に突入していったわけですが、首都圏入試後の手応えや会場の雰囲気はどうでしたか?

インタビューに答えるK.Aさん

私は中学受験の時に県外受験をしなかったので、電車で受験会場に行くことには緊張しました。でも、自分の中で楽しんでみようと思っていたので、会場ではほとんど緊張することも、試験の出来に一喜一憂することなく、いつものテストと同じように受けることができました。試験が終わったときに、自分の中ではやり切れたと思いました。

インタビューに答えるY.Tさん

首都圏難関校の入試は2月で、県内の私立受験後だったのですが、そのときとは空気が違いました。私もそうですけど、周りも最難関校を目指してきた人たちがたくさんいて緊張しましたが、自分の実力を出し切る最後の機会だと思って、緊張のなかでもしっかりやり切れました。手ごたえはあまりありませんでしたが、やり切れたので後悔なく終えることができました。

インタビューに答えるS.Aくん

首都圏難関校を受けるにしてはそこまで緊張しなかったと思います。試験会場には、ハチマキを巻いている人など普段とは違う人がいて、逆にリラックスできました。例年とは違う出題方法で戸惑いましたが、条件はみんな同じだと自分に言い聞かせて落ち着いて解くことができました。

インタビューに答えるY.Mくん

僕は中学受験をあまりしていなかったこともあって、もともと緊張しやすいほうでしたが、自分に自信がないとやっていけない環境だと思うので、自分に自信を持とうと思い、緊張を克服できました。手ごたえに関してですが、そのときはできたと思っても、時間がたつにつれてミスをしたのではないかと思って気持ちが下がることがあり、手ごたえは不思議なものだと実感しました。

高い倍率や当日の非常に厳しい空気を乗り越えて見事合格を勝ち取った皆さんでしたが、首都圏難関校の勉強をしていて得たものは何ですか?

インタビューに答えるY.Tさん

最難関校に合格できたことが、自分の自信につながっていると思います。この先も勉強する機会はあるので、一番上を目指して勉強できたのは良かったです。

インタビューに答えるK.Aさん

首都圏難関校の勉強と県立の勉強は違っていて、当初はこんなの県立に出るのかなと思っていましたが、それでもこれからの生活に役立つはずだと信じて勉強してきました。入試を終えた今は、高校に入ってからも役に立つものを得たと思えるようになりました。

インタビューに答えるY.Mくん

中3になるまでは予習とテスト勉強だけで通用しましたが、中3になってからそれだけでは太刀打ちできなくなりました。それからは、自分の中で弱点や必要なもの、得点したいところを考えて計画的に勉強できるようになりました。計画性を持って勉強できた経験は、これからの生活でも生かせると考えています。

インタビューに答えるS.Aくん

合格できたことは、たとえこれから勉強で落ち込むことになっても、モチベーションを維持することにつながると思います。これから上位の大学進学を目指すには難しい問題に挑戦する必要がありますが、首都圏入試で鍛え上げた応用力、適応力はこれからの大学受験に対しても役に立つと考えています。また、県立入試の勉強だけをしてきた人と比べて、首都圏受験を両立させるには時間の使い方も重要でした。その時間の使い方も、これからの高校生活でも生かせるはずです。

それでは次が最後の質問ですが、首都圏難関校の入試に挑戦した経験を踏まえて、これから入試を迎える後輩たちにメッセージをお願いします。

インタビューに答えるY.Tさん

私はたくさんの量をこなすのが得意ではなかったので、全力で全部やるのではなく、自分でやるべきことをしっかり選択して取り組んでいくようにしていました。自分が何をすべきかをしっかり見据えて勉強することが近道になると思います。

インタビューに答えるS.Aくん

僕は夏まで首都圏難関校を受験しようと思っていなかったので、夏の間の勉強量が足りずに苦労しました。首都圏難関校の受験を考えている人は、習ったことをすぐに覚えたほうが良いです。習ったことを身に着けずにほったらかしにすると、習ったことすら忘れてしまいます。中3の秋以降は過去問をひたすら解かなければいけないので、時間が全く足りません。冬に負担をかけすぎるのは良くないので、春、夏に習ったものは、その時点で覚えるようにすべきだと実感しました。

インタビューに答えるK.Aさん

首都圏難関校を受ける人は絶対精神的につらくなるときが来ると思いますが、将来のこととか、受験後のことを考えると、今は頑張ろうという気持ちになれるので、つらいことをマイナスとだけとらえるのは良くないと思います。辛いときに、私は好きな本を読むことでリラックスができました。本屋さんで次読む本を楽しみに選んだり、雑誌を見たり買ったりするのも息抜きになりました。周りには一緒に頑張っている人もいるので、一緒に励まし合いながら勉強すると良いのではないでしょうか。

インタビューに答えるY.Mくん

僕は映画が好きなので、映画を見るために早起きをして勉強するなどして時間を作っていました。直前期はそんなことを言っていられませんが、僕は気になるものがあったら勉強に支障が出てしまうので、やることをきちんとやってから気持ちを切り替えて好きなことをする方が効率が良いと気づき、勉強の時間とそれ以外の時間を分けたことでモチベーションを保てたと思います。首都圏受験は問題が難しくて大変だと思いますが、自分が勉強する目的や将来の自分のことをしっかり考えて、勉強すると、勉強がより良いものになるし、結果もでると思います。

中3早稲アカ特訓クラスの授業は高校内容にまで踏み込んでいるため、予習、復習の負担は非常に大きいものになります。それでも、2023年度入試の中3早稲アカ特訓クラス生たちは、笑顔で解説を聞き、真剣に演習する生徒たちで、楽しそうに授業を受けているのが印象的でした。代表してインタビューに答えてくれた4名の皆さん、ありがとうございました。3年後の大学入試で、君たちの夢が叶うことを期待しています。

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