2022 高校受験 茨城県立高校 合格者インタビュー

K.Hくん

水戸一高
水城高(SZ)

R.Kさん

水戸一高
茨城高
土浦日大(特進Ⅱ種)

S.Tさん

水戸一高
茨城高
水城高(SZS)

INTERVIEW

茨城随一の進学校である水戸一高に見事合格を果たした56名の水戸アカ生たち。今回、その中から3名の生徒にインタビューし、それぞれの生徒の経験談や後輩へのアドバイスを聞かせていただきました。

Q
みなさん、水戸一高合格おめでとうございます。合格までは紆余曲折があったことかと思いますが、本日はそんなみなさんの経験を時間の許す限り聞かせていただきたいと思います。まずは、水戸アカデミー入塾のきっかけと、自分のクラスでの授業の感想をお願いします。
僕は友人からの勧めで中1準備講座から入塾したのですが、初めは授業が難しくてついていくのが大変でした。でも、逆に奮起してモチベーションは上がりました。水戸アカデミーの授業は進むペースが速いので予習は大変でしたが、水戸アカで習ったことを学校でもう一度勉強する形になり、自然と2回勉強するサイクルができたのでより深く理解することができたと思います。
私は知り合いが水戸アカデミーに通っていたので、それがきっかけで中学2年生のときに入塾しました。入塾当時は周りの人たちのレベルの高さに圧倒されて、自分も頑張らなきゃと思いました。予習スタイルと先生方の指導力の高さとが相まって、とても授業の内容が濃いものに感じられました。水戸アカで難しいことまで習ったおかげで、学校の授業が簡単に感じられ応用問題などでもすらすら解くことができました。
私は姉が入っていたので入塾しました。入塾時期は中学1年生の夏期講習です。授業のレベルが高くて、ついていくのが大変でしたが授業は分かりやすく、やる気につながりました。また、水戸アカデミーの授業では学校で教わらないことも先行してたくさん習ったので、水戸アカで習った、簡単に解ける公式などを学校の授業で実践して定着度を確認する、ということもできました。
Q
水戸アカデミーの特徴でもある「予習」とは、みなさんにとってどんなに感じられましたか。

予習して授業に臨むこと
で効率良く授業の内容を
吸収できた。

私は、授業の内容をより濃くするもの、だと思います。自分が「ここまでは理解できる、ここからは無理」ということをはっきりさせることで、目的意識をもって授業に臨めました。
レベルの高い授業を理解するためには必須のものだと思います。水戸アカデミーの先生方は教え方が上手なのでもちろん分かりやすいのですが、内容そのものは難しいので、あらかじめ目を通しておかないとついていけなかっただろうと思います。
勉強する習慣を身につけるためのものだと思いました。授業内容は難しくてペースが速いため予習をしなきゃいけないという気持ちになりますので、自然と家庭学習の習慣が身に付きました。
Q
なるほど。水戸アカデミーの授業を理解するためには、みなさんの予習が必須であることがひしひしと伝わるコメントでした。では話題を変えて、私立高校の受験校選びについて聞かせてください。
僕は水城高校を受験しました。理由は、予備校や塾に通わずとも学校内で予備校の授業が受けられることです。学校内で勉強が完結するようなシステムに魅力を感じました。
私は土浦日大を選びました。理由は私が以前から続けていた習い事との両立です。学力もつけつつ、インターハイなどの大きな大会も目指せると思い受験しました。
Q
みなさんは私立入試をどんな気持ちで受けましたか。また入試の結果が出てから、3月3日の県立入試までの1ヵ月半の間、どんな気持ちで過ごしましたか。

結局、勉強時間を増やす
ことが解決策だった。

入試直後は、目標(水城高SZS)に届いたかもと思ったのですが、結果はギリギリ届いておらず、とても悔しい思いをしました。次こそはと奮起しても「自分は落ちてしまうのではないか」と不安にもなり、無理やり自分を鼓舞し続ける1ヵ月半でした。
塾でたくさんの模試を受けたので、私立入試ではあまり緊張しませんでした。結果は希望通りでしたので1月の時点では安心していました。その後の月例テストでは結果が悪く不安材料が増えるばかりでしたが、最後は自分がとにかく家にこもって勉強を重ねて、「もう大丈夫」と自信が持てるようになるまで頑張って県立入試当日を迎えました。
私立入試はただただ不安でした。しかし結果は希望通りで安心しました。その後は勉強するたびに解けない問題がたくさん見つかって不安を感じ、自習室なども利用し勉強時間を増やしていきました。解けない問題が解けるようになることで、少しずつ勉強自体が楽しくなってきました。
Q
それでは県立入試についてもうかがいます。今年の入試は出題傾向が大きく変わりましたが、試験の手応え、感想、もしくは当日の気持ちの動きなどを聞かせてください。
事前に水戸アカデミーの先生に記述が減るかもしれないと言われていたので、当日の問題を見ても平常心を保てました。そこは良かったのですが、周りとの差がつかないので、少しのミスが合否に関わると思うと不安になりました。自己採点は、数学でたくさん間違えていたので途中やめようかとも思いましたが、好奇心が勝り結局は震えながら全部やりました。
私立入試と違い緊張しました。手が震えましたが、最後の最後まで先生のおっしゃっていたことを思い出して頑張りました。問題の傾向が変わることを前提に対策してもらっていたので、本番の問題を見ても焦りはなく、自分の力を最大限発揮できたと思います。自己採点は試験後すぐにしました。今年は記述問題がなく点数のブレがないため、自己採点の段階で確実な点数がわかると思うと余計にドキドキしました。
記述が少なくなったのを見て、記述が苦手な僕は「ラッキー」と思いました。解いているときは喜びでちょっと顔がにやけてたと思います。ですが、試験後に数学で何問か外してしまい、「絶対落ちた」と思い自己採点はできませんでした。
Q
ようやく私立入試、県立入試を終えましたが、受験を通して大変だったことはなんですか。
勉強量は確保できている、効率も考えているつもりでしたが、それでも成績が伸び悩む、というよりもむしろ下がってしまってことがありました。勉強法を考えて、時間を増やして、を繰り返していたのに周りに差をつけられたときは、自分を責めて、見失いかけることもあり、その状況を乗り越えるまでが大変でした。
私は模試で良い結果が出せずつらい思いをしました。そのほかにもうひとつ、自分の習い事を続けて両立したい気持ちと、「勉強1本に集中しないと受からないかも」と考えてバランス取りが難しかったことも大変でした。
笑われるかもしれませんが…勉強をし続けること…かな。(笑)
Q
大丈夫、笑いませんよ。(笑) この1年間は勉強漬けでしたし、努力をし続けることの大変さも分かります。そんな大変だった受験を通して自分のなかで変わったことや得られたもの、気付いたことなどがあれば教えてください。
私は時間を有効に使うことの大切さを知りました。学校で友達が談笑しているときも私は勉強していて、何度も勉強から逃げたくなりましたが、私が合格できたのはそのときの時間の使い方のおかげだったのだな、と今は確信しています。
努力はしただけ報われる、と感じました。小学生のときは努力をしても結果として何かが得られるわけではなかったので、努力の意義もよく分かっていませんでした。入試において合格という結果をもらって初めて、努力は実を結ぶということを実感しました。
あらためて努力の大切さを感じました。私はコツコツやる派だったので、朝早くから登校し友達と問題を解き、周りの人が勉強していないときも自分は勉強するようにしていました。周りにいるライバルと呼べる人たちと同じ高校に受かったので、本当に努力して良かったと思っています。
Q
ありがとうございました。受験を通して成⾧していく様子がよく分かりました。さてこの度、みなさんは見事に志望校合格を果たしましたが、水戸一高を目標としたきっかけと、憧れの水戸一高でやってみたいこと、もしくは将来の夢などがあれば教えてください。

受験勉強を通じて知識欲
が高まった。今から高校
での勉強が楽しみ。

僕のきっかけは過去の合格実績です。自分の行きたい大学への進学者数が多かったので、自分も水戸一高に入れば先輩方に近づけると思いました。水戸一高でやってみたいことは…勉強です。高校の勉強内容が楽しみなので、一生懸命勉強に打ち込みたいと思っています。
私はパンフレットがきっかけです。それを見て、生徒が主体になって活動する行事が多く、自主性を重んじているというところに惹かれました。高校生になってからも勉強はもちろん頑張りますが、部活でもインターハイ出場をめざして頑張りたいと思います。
私は自由な校風と大学進学実績に惹かれました。水戸一高には自分より頭の良い人たちがたくさん集まると思いますので、周りの人と競い合いながらお互いを高めあっていきたいです。
Q
いよいよ憧れの高校生活が始まります。みなさんが悔いのない3年間を送れるよう、陰ながら応援しています。それでは、ここからはみなさんの後輩となる生徒たちへのアドバイスをお願いします。まず、苦手な教科と、どうやって克服したかを教えてください。また、自分のやり方を振り返って、「もうっとこうした方が良かった」「後輩にオススメしたい」と思うことがあったら教えてください。
僕は数学が苦手なのですが、あるとき「苦手教科の克服には一点集中の勉強がよい」と聞いたので、1~2ヶ月くらい数学のみ勉強する期間を作りました。その方法は成功しましたが、とにかく飽きるし頭が疲れます。最終的には気分転換に別の教科の勉強をするようになりましたので、後輩には一点集中+αをオススメしたいです。
私も数学が苦手でした。予習の段階で分からないところに〇をつけて授業でわかるようにしたり、テストで分からなかった問題だけをコピーして解きなおしたりすることで苦手が克服できました。ただ、もっと早い段階でもっと濃い予習復習をしていればもっとできるようになっていただろう、という思いがありますので、これを見ている後輩には、早い段階でそれを始めてくださいと伝えたいです。
私は社会と数学が苦手でした。社会の勉強は流れをつかむと覚えやすいので、大まかな流れを先につかんでおくことが大切だと思いました。数学は、解けなかった問題を何度も復習して解き方をつかむと、ほかの問題でも生かせることが多いので、それで点数が上がっていきました。1~2年生のときから取り組んでいればもっと学力を伸ばせたと感じるので、後輩の皆さんには早いうちから考えて勉強してほしいと思います。
Q
最後に、みなさんと同じように勉強に励む後輩たちに向けて一言をお願いします。
3年生になるとテストも学校行事も盛りだくさんですが、楽しむところはしっかり楽しんで、やるべきことはコツコツやって目標に向かって頑張ってください。
1、2年生の時に基礎をしっかり固めておいて、できる問題を増やしておいてください。そうすることで、3年生になったときに新しく習う内容にしっかり集中できます。時間は限られていますので勉強から逃げ出さないように、時間を大切に使ってください。
入試当日はニコニコしていきましょう。これは僕みたいに緊張に弱い人向けかもしれませんが、緊張をほどいてリラックスするためには休み時間もテスト中も意識してニコニコするのがとても良かったです。笑顔でいることで緊張がほぐれて良いパフォーマンスが引き出せると思います。
4月から高校生となるみなさんはインタビュアーの質問に一つ一つ真摯に答えてくださいました。ここに載せたものはそのすべてではありませんが、これから受験に向かう生徒さんにとっては心に響く言葉もあったかと思います。ありがとうございました。みなさんの高校生活が充実したものであることを期待しています。

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