2025年度中学入試。水戸アカデミーからは水戸一高附属中へ34名が合格し、合格者数No.1を達成しました。今回は、見事に合格を勝ち取った水戸アカ生3人から、中学受験の思い出やこれからのことを教えてもらいました。
先日、「入学予定者説明会」がありましたが、いかがでしたか?
- 先輩たちがとても明るい雰囲気で、楽しそうに生活している印象を受けました。
- わたしも、自由で明るい校風を感じました。ちょっと緊張していましたが、小学校の友達もいたし、塾の友達がたくさんいたので安心しました。
- 入学式までにやらなければならない宿題が出されたので、今すすめているところです。
- 今は、水戸アカデミーの中1準備講座で、数学と英語の勉強をしているところです。制服も注文したので、届くのが楽しみです!
- わたしも数学の勉強を始めてみて、算数とは違った難しさと面白さを感じています。英語は…、英単語を書けるように覚えるのが大変です。
- 僕は、英語はわりと得意なので、数学に力を入れていきたいと思っています。今は、算数の復習とか、数学の先取りとかを中心にやっています。
3人とも、新しい環境に向けてそれぞれの課題を見つけ、前向きに取り組んでいるようです。それでは、中学受験のことを少しずつ振り返っていってもらいましょう。

- 僕の兄が水戸一高生で、毎日充実していて楽しそうに通っているのを見て、僕も水戸一高に行きたい!と思ったからです。それに、両親も勧めてくれました。
- わたしも、友達のお姉さんが中学受験をしていて、その話を聞いた両親から勧められたからです。それに、同じ小学校にも中学受験をする友達がいたことや、中学校のホームページを見てみて、面白そうな学校だなと思ったことがきっかけです。
- わたしは、目標としているあこがれの大学があって、その大学への進学実績が高い高校はどこかと調べてみました。そうやって大学受験から逆算して、中学受験をしたほうが、より目標の大学に近づけるのではないかと考えて、両親と相談して決めました。
- 予習→授業→復習、という勉強の習慣が身についたことです。受験勉強を始める前は、学校の宿題くらいしかしていなかったけれど、いまは自分で課題を見つけて取り組めるようになりました。
- わたしも、毎日の生活リズムの中に、自然と勉強時間が入るような習慣が身につきました。中学生になっても、この学習習慣を続けていきたいです。それに、テストを受けて点数が良かったとか、今回は悪かったから復習しなくちゃとか、次はもっと理科をがんばろう!みたいな、具体的な目標を持ってひとつずつクリアしていく、という経験ができたことが大きかったです。
- 僕も学習習慣が身につきましたし、長時間勉強をする集中力とか、体力がついたような気がします。それに、水戸アカデミーで「適性検査対策」や「水戸一高附属中必勝クラス*」をやったことで、世の中のいろいろなことに興味を持つようになりました。
* 水戸一高附属中必勝クラス:小学6年生の4月から開講する特別講座。毎回テスト形式の演習を行い、その場で講師が解説します。他にも志願理由書の添削、入試当日に実施されるグループ面接の練習など、「水戸一高附属中に合格するための全て」がこの講座に凝縮されています。
- 6年生になってからは、週3回のTクラスの授業と、週末の水戸一高附属中必勝クラスとで、週に合計4回塾に通うのが大変でした。でも、友達と一緒に通っていたし、だんだんと実力がついてきているのは感じていたので、つらくはなかったですけど。
- わたしは日曜クラスに通っていたので、週末に出かけたりする予定が立てにくかったことですかね。それに、小さい妹や弟がいるので、家で集中する環境を作るのが大変でした。これについては、母がとても協力してくれました。
- 僕は吹奏楽をやっているので、コンクールなどがあると、吹奏楽の練習と、受験勉強との両立が大変でした。短時間で集中して勉強できるように工夫して、なんとか乗り越えました。
- そうそう。わたしも、英会話や習字などの習い事をしていたのですが、受験が近づいてからは、一時的にお休みしていました。受験が終わったので、いまは再開しました。
長く続く受験勉強の中、それぞれに大変なこともあったようです。それを乗り越えることができたのは、自分なりの工夫や一緒に頑張る友達の存在、そして家族の協力があったからこそ。この経験は、今後も困難を乗り越える大きな力になるでしょう。

- わたしは、小4の春から入塾しました。この中ではいちばん長いかな?
- 僕は小5の9月からです。始めたときは、まわりの人に追いつかなきゃとあせってました。
- わたしは小6になる2月です。家で予習シリーズを使って勉強したり、全国統一小学生テストを受けたりしていたのですが、入塾してみると、クラスのみんなが問題を解くスピードや、授業の速さにびっくりしました。わたしは特に理科が追いつくのが大変で、早く入塾すればよかった…と何度も思いました。
- 小4から中学受験の勉強をはじめていると、小4で習ったものが小5でまた出てきて…という部分がたくさんあって、どんどん難しくなっていくんですけど、なんとかやれました。
- 僕は、兄が水戸アカ生だったので、自然と水戸アカデミーを選びました。予習のこととか、授業や先生のこととか、内容が充実していて楽しいと聞いていましたし。
- 両親が、いろいろな塾の中学受験や高校受験の合格実績や勉強方法などを調べてくれて、選びました。それに、同じ小学校の友達が先に水戸アカデミーに通っていたので、塾の雰囲気や通塾にかかる時間なども聞いていて、不安はあまりありませんでした。
- わたしも、両親がいろいろ調べてくれて、合格実績などから選びました。自宅から水戸アカデミーまでは遠いんですけど、水戸アカデミーは駅から近いし、小学校の友達といっしょに水戸アカデミーに通いはじめたので、行き帰りも不安はありませんでした。
- 小学校の授業と比べて進むスピードがとても速く、内容も難しかったので驚きました。周りの人たちが、すごく頭が良い人たちに見えました!
- 僕も同じような印象です。小学校のテストでは成績は悪くないほうだと思っていたけど、自分が全然わからない問題をまわりの人たちはどんどん解いていて、びっくりしました。でも「負けたくない!」と思いました。
- わたしも、まわりの人たちが問題を解くスピードや、授業のペースが速くておどろきました。それに最初のうちは「予習」の仕方がよくわからなかったので、最初の授業のときは、先生の解説している内容がよく理解できませんでした。
- 何度か授業を受けているうちに、「水戸アカデミーの授業のペースが速いのは、みんなが授業の内容をきちんと予習しているからだ」と気づきました。「テキストを読めばわかる」という易しい部分は、先生の解説のスピードも速いし、「テキストを読んでもよくわからない」という難しい部分については、先生はとても丁寧に解説してくれているんだなと思いました。
- 最初は予習のやり方がよくわからなくて、とりあえず「予習範囲の単元を読む」ことからはじめました。だんだん「解ける問題は解く」「解けない問題は調べてみる」というふうにしていって、ひと月くらいすると慣れてスムーズにできるようになりました。やっぱり、予習してから授業を受けると先生が説明している意味がよくわかるし、逆に、自分が理解できていない部分もはっきりわかりました。また授業では、予習だけではわからないような、テキストに載っていないテクニックやコツなんかも教えてもらえて、より深く理解できたと思います。
- 最初は、なぜ予習するのかも、どうやればいいのかも、よくわかりませんでした。父に算数を教えてもらったり、テキストを何度も読み返したりして、だんだんペースがつかめて一人でできるようになりました。今は、予習の大切さはものすごく実感しています。学校の授業でも、授業の前に教科書を読んでおく習慣がつきました。
- やっばり、スピードが全然違います。それに、授業を受けるときの集中力も全然違うと思います。テキストの解説だったり、問題を解く演習だったりと、授業の展開が速いので、退屈するということは全然無かったです。
- 学校の授業よりも、幅広い知識を教えてもらえたと思います。問題を解くときも、易しい問題を速くたくさん解く練習だったり、難しい問題をじっくり解く練習だったり。解けた!と思っても、自分より速く解き終わっている人もいたりして…。まわりの人たちと競争しながら解いているかんじで、とても楽しかったです。
- 算数の問題のバリエーションが多かったり、理科・社会の内容を細かいところまで覚えたり、というのは特に違うと感じました。学校の理科とかだと、実験や観察などの作業があったり、話し合いをしてまとめる時間があったりして楽しいけれど、知識をたくさん学べるという意味では、塾の方がずっと内容が濃かったです。
- 実際の受験で出題されるような、適性検査型の問題をたくさん解けてよかったです。実戦形式で解くので、自分の苦手なタイプの問題や単元が見つかったり、同じようなミスを繰り返していることに気づいたりして、集中力や注意力が身につきました。
- 必勝クラスで適性検査型の問題をたくさん練習していたので、受験の直前に過去問を解くときにスムーズに取り組めました。それに、必勝クラスではグループ面接の練習もたくさんしていたので、本番のグループ面接でも自信をもって臨めて、実際にうまくできたと思います。
- 必勝クラスでは、記述問題とか作文とかの添削や、志願理由書の添削をしてもらえるので、返却されるのが楽しみでした。「ああ、こういうふうに書けばいいんだな」とか「こう書かないと減点されるんだな」ということがよくわかりました。
水戸アカデミーでの授業や必勝クラスについて、さまざまな感想を聞かせてもらいました。塾ではとても頑張ってくれていた3人ですが、家での様子はどうだったのでしょうか。

- 勉強に飽きてしまったりしないように、ときどき環境を変えて勉強するようにしていました。自分の部屋で勉強したり、リビングで勉強したり、図書館で勉強したり。家で勉強するときも、YouTubeで自然の環境音BGMを探して流してみたりして、集中できる環境づくりを工夫していました。
- わたしは、基本的に家で勉強していましたが、やっばり集中して勉強するための環境づくりが大変でした。また、勉強するときはタイマーを使って、60分勉強→10分休憩とか、テスト→採点とか、時間を意識して取り組むようにしました。そのおかげで、月例テストや実際の入試でも、時間配分がうまくできたと思います。
- 僕も、基本的に家で勉強していました。吹奏楽の練習との両立のために、短時間で勉強する方法を考えて、僕もタイマーを使ったりして集中して取り組むようにしていました。それに、家族が協力してくれて、寝る前に一問一答の問題を出してくれたり、面接の質疑応答の練習をしたりしてくれました。また、適性検査は幅広い知識が求められるので、新聞を読んだり、ニュースを見ながら家族で話をしたりして…、いろいろなことに興味を持つようになりましたし、けっこう物知りになりました。
やはり家庭学習では「集中」がキーワードになるようです。どんなに高い志をもっていても、気持ちだけでは集中力は続かないもの。そんな中でそれぞれに集中するための方法を見つけられたことが、受験の成功につながったのかもしれません。

- 前期も後期も、普段はだいたい毎日2時間くらいです。夏休み中は5時間くらいやっていたと思います。ゲームとかインターネットとかは、家族と決めて途中から禁止にしました。
- わたしは、前期は1.5時間くらい、後期は2時間くらいでした。夏休みは、がんばって8時間くらい確保できるようにしました。わたしはゲームとかやらないし、YouTubeとかも見ないので…。とくに何かを我慢した、という感じはしないです。
- わたしは、前期は2時間くらい、後期は3時間くらいです。6年生になってから本格的に受験勉強を始めたので、みんなに追いつくためには量をこなすしかない!と思ってやりました。夏休みは8時間以上やった日も多かったです。帰省先でも勉強やってました!
勉強時間はただ長ければ良い、というものではありません。ただ、受験本番が近くなればやらなければならないことが増えてくることも事実。やはりまとまった時間がとれる夏休みにどれだけ勉強時間を確保することができるかは大きなポイントになりそうです。

- わたしは、水戸一高に行きたい!と思って中学受験をはじめたので、水戸一高附属中学校が第1志望で、高校受験も考えて茨城大学附属中学校と、適性検査型入試がある茨城中学校を併願しました。
- わたしも、水戸一高附属中学校が第1志望校でした。もし合格できなければ、地元の公立中に行こうと思っていたので、併願校は、適性検査型入試の練習の意味をこめて茨城中学校を適性検査型受験で受験しました。
- 僕も同じような感じです。兄が通っている水戸一高を目指して中学受験をはじめたので、水戸一高附属中学校が第1志望校でした。僕も、もし合格できなければ地元の公立中に行くつもりでいたので、併願校は、茨城中学校を適性検査型で受験しました。
- 体調管理に気をつけました。風邪とかインフルエンザとかが流行る時期なので、受験が近くなってからは、学校や塾でもマスクをしたりしました。ほかに、母から毎日お風呂にゆっくり入るようにとアドバイスされて、体を温めて、冷やさないように気をつけました。
- わたしも体調管理に気をつけました。あと、あまり夜更かししないように、夜は22時までに勉強を終わらせるようにしました。やっばり生活リズムを整えて、変えないことが大事だと思うので、入試の直前の時期でも、小学校も塾も休まずに通いました。
- 僕も、早寝早起きをして生活リズムをくずさないことに気をつけました。受験当日は、けっこう寒かったので、手が冷たくなって緊張して思い通りに動かなくならないように、手袋をしていきました。試験会場内は、水戸アカデミーの友達がたくさんいたので、ちょっと安心しました。
- 英語の勉強をがんばりたいです。できれば、学年で上位の成績をキープしたいと思っています。勉強以外にも、学校のいろいろな行事に挑戦して、視野を広げたいです。
- 僕も、成績では学年トップクラスの成績をキープできるようにしたいです。それと、将来の夢の実現に向けて、勉強だけでなく部活とか、文化祭とかにも全力で取り組みたいです。先生方や先輩たちからできるだけたくさんのことを学んで吸収して、後輩たちにも伝えていきたいです。
- わたしは、目標としているあこがれの大学があるので、その大学に合格できるような学力を身につけたいです。できれば理系に進みたいと考えているので、数学・理科をがんばりたいですし、高校では医学コースにも挑戦してみたいです。それに、留学とかにも興味あるので…。とにかくいろいろなことにチャレンジしたいです。
憧れの水戸一高附属中に合格した、「その先」も見据える3人。心身ともに大きく成長するこれからの6年間でたくさんのことを経験し、吸収してほしいと思います。それでは、これを読んでいる皆さんに、先輩からのメッセージです。

- 成績はすぐには上がらないので、できるだけ早く、自分なりの学習習慣を確立するのが大事だと思います。そのために、勉強に集中できる環境を作るとか、見つけるのが大事だと思うので、勉強をする場所とか、時間とか、やり方とか、自分に合う方法をいろいろ工夫してみるのがいいと思います。あと、相談できたり、教えあったりする友達がいると心強いです。がんばってください!
- 僕も、勉強する習慣を身につけて、基礎を固めるのが大事だと思います。僕も、まだ基礎が固まっていない時期に、難しい問題とか適性検査の問題を解こうとしても全然解けなかったり、成績が安定しなかったりしましたが、基本問題とか確認テストとかの易しい問題を繰り返し解いたことで、成績も伸びて、安定するようになりました。音楽やスポーツと同じで、うまくいかないときは、基礎の練習を繰り返してしっかり身につけることが上達の近道だと思いました。それと、自分が受験する中学校のことや、将来の目標のことなど、しっかり調べておくことも大事だと思います。中学受験は、終わってみるとあっという間なので、時間を無駄にせずに、勉強を楽しんでください!
- わたしも、成績が上がらなくで悩んだときもありましたが、「落ち込むヒマがあるなら基本をやり直そう!」と思って、前の学年の単元に戻ったり、例題・類題や基本問題を何度も解き直したりしました。それでもわからないときは、早めに水戸アカデミーの先生に質問すると良いと思います。それと、具体的な目標を持つことが大事です。それは、目指す大学のような遠い目標だけでなく、「次のテストで算数は偏差値⚪︎⚪︎を目指そう」とか、「必勝クラスで⚪︎⚪︎点取れるようにしっかり見直そう」とか、「今日は確認テスト2枚を⚪︎⚪︎分で終わらせよう」とかみたいな、目の前の具体的な数字を目標に決めて、ひとつずつクリアしていくのが良いと思います。応援しています。がんばってください!